イザベル・ファウスト&アレクサンドル・メルニコフ デュオ・リサイタル に行ってきた。
曲目は
プロコフィエフ:5つのメロディ
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
シェーンベルク:幻想曲
ブゾーニ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番
5つのメロディ、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
今日は、イザベルの音を聴く。
5つのメロディ メロディというタイトルであるものの、メロディはよくわからない。
今日のイザベルは安らか。
金の絹糸が柔らかさを纏いながらどこまでも伸びていくような夢心地の音。
歌いは多様で音色をひたすら味わった。
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
2楽章がすごかった。イザベルをなにげなく転がしているメルニコフのピアノがここで咆哮。
ごごごごごごと地鳴りのようにでて、ヴァイオリンが閃光を放つ。
力強いのだが柔らかい。
3楽章 ピチカートは大きめでたっぷりで小さな和太鼓のような音だ。
繊細で弱音の章を、イザベルは螺鈿細工を緻密に丁寧に紡いでいるよう。
心が洗われる。
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番
ブゾーニは今回のしぶい演目の中で唯一メロディー的なものを持ち、ちょっとほっとしながら聴いた。
イザベルのヴァイオリンは細いのだが通る音、これをメルニコフは上書きすることなくかといって引きすぎず、ボリューム、速度の妙がイザベルとの相性のよさなのだなと思った。
プログラム全体、哲学的なラインナップであった。
アンコールを2曲もやってくれた。
ロベルト・シューマン:幻想小曲集Op.73より第1曲「静かに、感情を込めて」
ジョン・ケージ:ノクターン
※写真はチラシより
2026年2月1日 三鷹市芸術文化センター風のホール
