キエフ・ルーシ
ウクライナ、ロシア、ベラルーシの元祖は共通でキエフ・ルーシです。
キエフ・ルーシは東スラブ人の住んでいたエリアに北欧からわたってきたヴァイキング(ヴァリャーグ人)がつくった国家です。
ヴァリャーグ人は自分たちのことを「ルーシ」と称していたことが国名の起源です。
キエフ・ルーシは10~11世紀が全盛で、ヨーロッパの大国でした。
キエフ、ミンスク(現在のベラルーシの首都)、モスクワが含まれていて、首都はキエフでした。
キエフ・ルーシ(11世紀頃)
賢公 ヤロスラフ
実質の初代国王がオレフで、以降つぎのように続きました。
オレフ
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イホル 息子
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オリハ イホルの妻
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スヴャトラフ 息子
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ウラジミール 息子
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ヤロスラフ 息子 [賢公]
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イホル 息子
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オリハ イホルの妻
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スヴャトラフ 息子
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ウラジミール 息子
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ヤロスラフ 息子 [賢公]
ヤロスラフは軍事的にも優れ、法律を整え文化活動にも熱心ということで「賢公」といわれています。
外界からの侵入に備え城壁や門を強化しました。
この強化した門の1つが「黄金の門」です。
「キエフの大門」
ムソルグスキー作曲『展覧会の絵』の最後10曲目に「キエフの大門」があります。これは「黄金の門」が描かれた画をイメージして作曲されたものです。
この曲はウクライナの曲だったのですね。
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ムソルグスキー作曲『展覧会の絵』より「キエフの大門」
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