樫本大進 ドナルド・ラニクルズ指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団2026|曲目、アンコール、感想

曲目

曲目 作曲
オペラ『オべロン』序曲 ウェーバー
ヴァイオリン協奏曲第1番 ブルッフ
マーラー 交響曲第1番「巨人」

公演日時・会場

2026年5月19日、サントリーホール

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番

樫本大進さんです。
この曲は、悲壮感から始まりながらも劇的な場面に展開し、滑らかなところやたらとかっこよいところがある、2時間サスペンス劇場的なパワフルに聴きたい曲だ。

1楽章 艶よし、伸びよし、照りよし。
魂ほとばしり大進サウンド満開!
細かい技云々よりも、ビュンビュンに力強くそして美しい。
2楽章 アダージョで、”ゆったりとせつない感じ”の予想とはうらはら。
ここでも容赦なくまっすぐに、体を前後に移動させながら、左右に振りながらホール満タンに響きを注いできて、うっとりというより熱かった。
3楽章 元気で躍動感のある曲。
イナズマ走りまくり、低音もがっつりと聴けた。
指揮のラニクルズさんは、オーケストラの音量を細かく調整しているのがわかった。

美音系とはまた違った魅力を存分に堪能した。

アンコール曲

バッハ:無伴奏ヴァイオリン パルティータ第3番よりルーレ。
大進さんのバッハが聴けるとは。

ウェーバー オペラ『オべロン』序曲、マーラー 交響曲第1番「巨人」

ウェーバー オペラ『オべロン』序曲 ヴァイオリンが素敵。弱音でヒュルヒュルッと弾く個所があり、リスが木の枝で遊んでいるようなかわいらしい音で、なんなんだこの音は!? ととてもうれしい。
そして。
マーラー 交響曲第1番「巨人」
6月23日の亀井聖矢とのラニクルズ・ドレスデンを聴き、今日のオーケストラはとても楽しみにしてきたわけである。
人数も舞台をいっぱいに使うくらいの大人数で期待は高まるばかりであった。が。
クラリネットのかっこう、フルートの小鳥、と自然が息をするようにスムーズに流れて欲しいところは、ぬぬ? ブツブツと切れたような、コンマ何秒か遅い? のかわからないが、なんだかもっさりだ。
裏からのトランペットは輝かしくウキウキした。
1楽章はメロディーもよく各部門聴きどころがあり盛り上がる曲であるが、弦と木管のタイミングがずれているような、いま一つのっていけず集中が途切れてしまった。
楽章終わりの間で、指揮台を直していらした。下に下がってきていたよう。かなり気の毒な状況であったが、ぐだぐだ感がなにか今日を象徴するような不吉な予感。
とても残念ながらこの予感はぬぐえずであった。
2楽章はワルツ的に思いっきりダンスしてほしいかったが、弾みが弱いような。
3楽章の入りのコントラバスのソロは聴けてよかった。
4楽章は衝撃的入りで最高にかっこい章である。
盛り上がりは感動的に爆裂であるが、トランペットはよい音なのだが強すぎ、ホルンは むむむ という感じ。
弦と木管がちぐはぐというか、23日に聴き入った微細な調整がとらえられず、どうも浸りきることができなかった。

アンコールは23日と同じ、ブラームス:ハンガリー舞曲第5番。
自分の耳や席のせいかなとも思ったが、ハンガリー舞曲第5番は23日と同じくらい楽しかったので、そうではないかもしれない。
またの機会に再びラニクルズ指揮・ドレスデンでマーラー1番を聴きたいと思った。

サイン会があった

樫本大進さんのサイン会があった。CDを買って100名まで参加できるとのこと。
協奏曲のあと、1時間ほどマーラーがあって、その後だ。
疲れ知らずのファンサービス、素晴らしい。
さすがです。

※写真はチラシを加工

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