曲目
| 曲目 | 作曲 |
| アルペジオーネ・ソナタ D.821 | シューベルト |
| チェロ・ソナタ<シャドウ・パス>(長谷川綾子委嘱作品/世界初演) | 藤倉大 |
| チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 MWV O32 op.58 | メンデルスゾーン |
公演日時・会場
2026年6月19日、武蔵野市民文化会館小ホール
シューベルト アルペジオーネ・ソナタ
アルペジオーネはチェロとギターのあいのこのようなチェロより小ぶりで6弦の楽器だそう。
ベネディクトはヴィオラのようなメロディアスなフレーズを細かい表情で愛情たっぷりに歌っている感じだ。
この曲はメインはチェロ。
ピアノは伴奏的な存在だが、リードは完全に小菅さん。
小菅船にベネディクトが揺さぶられている(もちろんよい意味で)ようにもみえた。
小菅さんの広がりのある転がるような軽やかさが、ちょっと暗いシューベルトにテンポよく光を注いでいた。
藤倉大 チェロ・ソナタ<シャドウ・パス>
チェロの低音が太く体積をもってたっぷりと響いてきた。
小菅さんのピアノも一変してどすの効いた重い音だ。
パンフレットによると作曲者の藤井大さんはベネディクトと友人であったことが縁でこの曲を作曲したそう。
ベネディクトのチェロの魅力をマックス披露させ、小菅さんには遊びを期待しているような曲なのかなと思った。
メロディーに乗る曲ではなく難しかった。
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第2番
待ってました!
小菅さんターボ発進。
冒頭、ブルルン ブルルンと力強く深い音色で推進力をもってきた。
かっこいい。
演奏:(チェロ)ヤーノシュ・シュタルケル:(ピアノ)ジェルジ・シェベック 1962年7月録音
2楽章はかわいらしく、そして3楽章。
小菅さんの、ポロロ~ン ポロロ~ン のところを楽しみにした。
夢のような音色。今日来てよかった音だ。
チェロは艶消しの硬派な音。時にピアノにかき消されているようなきらいもあったが、”姐さん、どこまでもご一緒しまっせ”(実際の年齢はわかりませんが)と熱量高く切り込んでいるようだ。
音のタイプは異なって聴こえたが、このバランスがよいのかもと思った。
スケール感満載のメンデルスゾーンであった。
アンコール曲
メンデルスゾーン:無言歌 ニ短調 Op.109
J.S.バッハ:G線上のアリア
G線上のアリアのベネディクトのチェロにハッとした。
素朴で生々しいというか、余計なものは削がれた清らかな演奏であった。
小菅さんのサイン会があった。CDを買った。

「ブラームス チェロソナタ1番、2番」
ブラームスということで、お2人のやりとりがどうなのか楽しみに聴こうと思う。
ファンサービスもしてくれる小菅さん、ますますファンになった。

