チャイコフスキーはロシア革命前夜法務省勤務を辞めて音楽学校へ行って作曲家になりました。後れを取っていたヨーロッパの音楽のレベルに高めようとしていた時代の申し子として才能を開花させました。ヨーロッパに追い付け追い越せとはいえ、ロシアの魂は忘れずにロシア民謡を取り入れるのがチャイコフスキーのやり方でした。1番は冬のロシアの国土への愛着をテーマにした曲といわれ、民謡風旋律が効いています。
2楽章
ゆっくり染み入るバレエ音楽のような調子で始まり、メインの旋律が出てきます。むせび泣くオーボエに寄り添うフルートのところがさびです。弦に旋律が渡り、少しの晴れ間、といった感じです。「陰鬱な土地、霧の土地」の標題があります。
play_circle_filled
pause_circle_filled
2楽章さび
volume_up
volume_off
冒頭静かに静かに入ります。まさにロシア民謡的な旋律が少しずつ出てきて、転調しチェロ、コントラバスが旋律を響かせていき、冗談のように”ウルトラマン”的に盛り上がるところがさびです。ウルトラマンが転調しながら展開し、少し長いですが、ロシア民謡が復活してきて最後最高潮にかっこよく終わります。
play_circle_filled
pause_circle_filled
4楽章さび
volume_up
volume_off