チャイコフスキー交響曲第1番【冬の日の幻想】 さび

チャイコフスキーはロシア革命前夜法務省勤務を辞めて音楽学校へ行って作曲家になりました。後れを取っていたヨーロッパの音楽のレベルに高めようとしていた時代の申し子として才能を開花させました。ヨーロッパに追い付け追い越せとはいえ、ロシアの魂は忘れずにロシア民謡を取り入れるのがチャイコフスキーのやり方でした。1番は冬のロシアの国土への愛着をテーマにした曲といわれ、民謡風旋律が効いています。

2楽章
ゆっくり染み入るバレエ音楽のような調子で始まり、メインの旋律が出てきます。むせび泣くオーボエに寄り添うフルートのところがさびです。弦に旋律が渡り、少しの晴れ間、といった感じです。「陰鬱な土地、霧の土地」の標題があります。

play_circle_filled
pause_circle_filled
2楽章さび
volume_down
volume_up
volume_off
4楽章
冒頭静かに静かに入ります。まさにロシア民謡的な旋律が少しずつ出てきて、転調しチェロ、コントラバスが旋律を響かせていき、冗談のように”ウルトラマン”的に盛り上がるところがさびです。ウルトラマンが転調しながら展開し、少し長いですが、ロシア民謡が復活してきて最後最高潮にかっこよく終わります。
play_circle_filled
pause_circle_filled
4楽章さび
volume_down
volume_up
volume_off

関連記事

  1. チャイコフスキー作曲のオペラ『マゼッパ』はウクライナの英雄

  2. チャイコフスキーはモスクワ音楽院の理論担当教師

  3. チャイコフスキー交響曲第6番【悲愴】 さび

  4. ウィーン チェロ・アンサンブル 5+1

  5. チャイコフスキー交響曲第5番 さび

  6. チャイコフスキーの妻

  1. ベートーベンのパトロン 時代による変遷

  2. モーツアルトの妻・コンスタンツェの真実

  3. チャイコフスキーはモスクワ音楽院の理論担当教師

  4. チャイコフスキーの妻

  5. モーツアルト死の謎。わかっていること。いないこと。

  6. ベートーベン「不滅の恋人への手紙」。不滅の恋人は誰か。

  7. モーツアルトのオペラ。「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「…

  8. ベートーベン交響曲第3番『英雄』表紙。「ボナパルト」が消された!

  9. モーツアルトのオペラ「魔笛」はフリーメイソンのための曲

  10. ベートーベン交響曲第1番のパトロンは

  1. ムソルグスキー作曲『展覧会の絵』の「キエフの大門」はウクライナ…

  2. ベートーベンのパトロン、ラズモフスキーはコサックのリーダー=ヘト…

  3. ベートーベン作品とパトロン一覧【カテゴリー別、パトロン別に見ら…

  4. ウィーンが「音楽の都」の理由。それはハプスブルク帝国の首都にあ…

  5. 「フィンランディア」ロシアからの独立への決意の曲

  6. モーツアルトの生まれたザルツブルクは「ザルツブルク市街の歴史地…

  7. チャイコフスキー作曲のオペラ『マゼッパ』はウクライナの英雄

  8. 神聖ローマ帝国の貴族がベートーベンをつくった

  9. ボロディン作曲『韃靼人(だったんじん)の踊り』もウクライナ由来。

  10. ナポレオンの馬の絵の肖像「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト…