ベートーベンが難聴に悩まされ、最後の交響曲『第9番「合唱つき」』を初演した際には大喝采がまったく聞こえなかった、といった話は有名です。
では、いったい聞こえなくなったのはいつごろからなのでしょうか。
第1番が作曲されたのが29歳の時、以前から不具合があったようですが、その頃はかなり進行していて、30歳の頃はほぼ聞こえなくなっていたそうです。
スタート直後に災難に見舞われていたというわけです。
つまり、1番から9番まで音無しで作曲されていたことになります。
難聴というのは、音が聞こえないばかりか耳鳴りが激しいそうです。
そんななか、実際の音を確認することなく、五線紙上に音符を並べて作曲するというのは、今でいったらPCのソフト上に書き込んで音楽を作成する初音ミクのようです。
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ベートーベン交響曲第1番4楽章
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