チャイコフスキーの時代は日本でいうと明治時代にかかっています。
そのおかげというかで、科学技術も進んでいて、本人の声が録音された音声データが残っています。
チャイコフスキーと他4人が話しているところです。
4人のうちの1人で商人のジュリアス・ブロックがエジソンの蓄音機を手に入れてチャイコフスキーらに披露している場面のようです。時は1890年。
50歳のチャイコフスキーが最先端のオーディオ機器を前に、試し録音して仲間たちと大興奮している様子に、チャイコフスキーも新しもの好きのおじさんだったのだな、と親近感が湧いてきます。
音声は商人ジュリアス・ブロックのアーカイブからのものだそうです。
13秒くらいから聴こえてきます。
音声はこちら ↓
13秒くらいから聴こえてきます。
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“Tchaikowsky & Anton Rubinstein & friends(1890).ogg
【和訳】
アントン・ルビンシテイン:素晴らしい機械だ |
エジソンの蓄音機
エジソンが蓄音機を製品として生み出したのが1877年です。
それから3年後にチャイコフスキーが初録音をしたわけです。
「ブロックもえらいが、エジソンはもっとえらい」とチャイコフスキーに絶賛されてエジソンも誇らしいことでしょう。
蝋管式蓄音機の2号機と写るエジソン(1878年4月)
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チャイコフスキー交響曲第4番3楽章さび
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