竹澤恭子 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル 第2日

竹澤恭子 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル 2日目 に行ってきた。

曲目は
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番

パルティータでソナタを挟む趣向のプログラム。

竹澤さん、第1日目は武士であったが、今回は姫だ。
パルティータ第3番は明るく軽やかな曲。
その感じを柔らかくも光沢のある音色で流れるような弾むような演奏で楽しい。
3楽章は超有名メロディーで聴きどころ。
で。こちらの思い込みのせいなのか、細かい音がとんだり、転調してもそう雰囲気を変えることがないように聴こえた。
一方、ちょっと休憩時間かなともくろんでいた4楽章-1,2がたっぷりと表情豊かで聴きごたえがあった。

バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番3楽章(演奏:髙木凜々子)

今日の竹澤さんは、姫でありながら時に荒々しくもあった。
3番ソナタでは木と勝負しているようなビッッタリと強く深い音。
高音はしなやか、中低音はドスがきいた感じでお1人で様々な音色を出力する力演。
音の振動が客席まで伝わり、歯に響いたくらいだ。
有名な3楽章ラルゴは、前回のアンコールに続いて2回目であった。
アンコールの時は、落ち着いてゆったりと聴かせる演奏であったが、今回の3番というまとまりのなかでは、また違って勢いがあったように思った。

バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番3楽章ラルゴ(演奏:髙木凜々子)


 

パルティータ2番が最後で、最後の最後がシャコンヌ。
生シャコンヌはすごかった。
竹澤さんは「バッハの高い壁に人生経験のすべてを注ぎ込む」とパンフレットに書かれているが、まさにこの章が(現在の)集大成なのかなと。
次から次へと異なる音色、リズム、和音、スピード感、抑揚が繰り出され、竹澤ヴァイオリン名場面集のようであった。
12分程度(?)の演奏があっという間だった。

※写真は武蔵野文化会館ウェブサイトより

2026年1月5日 武蔵野市民文化会館小ホール

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