チャイコフスキーには、メック夫人というパトロンがいました。メック夫人は大富豪の未亡人で、チャイコフスキーのファンでした。彼女は直接会わないことを条件に経済的支援を申し出たのでした。
チャイコフスキーには別に結婚した女性がいました。
チャイコフスキーはモスクワ音楽院の教師をしながら作曲活動をしていましたが、その音楽院の教え子だった女性です。
この女性とは結婚したもののすぐに離婚しました。
離婚の傷心旅行で書いたのが第4番です。
この曲はメック夫人からの支援を受けた最初の交響曲で、メック夫人に捧げるとした曲でした。夫人は「わたしたちの交響曲」と言って誇ったということです。
この後チャイコフスキーは教師をやめ作曲に専念できるようになりました。
2楽章
静かに入り、さびは1分半過ぎくらいから。
チャイコフスキーのねっとりと麗しいヴァイオリンの響きがたっぷりです。
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2楽章さび
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冒頭からがさびです。陽です。いきなり。これまでの陰を一気に吹き飛ばす勢いで景気よく始まり、ブロードウェイ・ショーのような派手なビッグバンド的に盛り上がります。速い16分音符の連続のフルートとヴァイオリンの饗宴はチャイコフスキーの真骨頂といえるでしょう。
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4楽章さび
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