「ラズモフスキー1番」「ラズモフスキー2番」「ラズモフスキー3番」
ベートーベン作曲の弦楽四重奏曲は1番から16番まであります。
そのうち第7番、8番、9番はそれぞれ「ラズモフスキー1番」「ラズモフスキー2番」「ラズモフスキー3番」のサブタイトルがつけられています。
この「ラズモフスキー」は人名です。
ラズモフスキーはロシアの貴族で外交官、ウィーン会議でロシア特命大使だった人です。
ラズモフスキー
この人は、ベートーベンのパトロンでした。
ベートーベンのパトロン
ベートーベンは、富裕層から援助を受けて作曲活動を行っていたのです。
かなり広い範囲にファンがいました。
交響曲でいうと
第1番 | オーストリアの貴族 |
第2番 | ドイツの貴族 |
第3番 | ボヘミアの貴族・ロブコヴィッツ侯爵 |
第4番 | シュレージェン地方の貴族 |
第5番 | ボヘミアの貴族・ロブコヴィッツ侯爵/ロシアの貴族・ラズモフスキー |
第6番 | ボヘミアの貴族・ロブコヴィッツ侯爵/ロシアの貴族・ラズモフスキー |
第7番 | オーストリアの銀行家 |
第8番 | オーストリアの貴族・ルードルフ大公 |
第9番 | プロイセン国王 |
大物過ぎがズラリです。
ラズモフスキーとベートーベン交響曲第5番「運命」
ラズモフスキーはなんと。第5番「運命」に出資している人です。
「ジャジャジャジャーン」もラズモフスキーあって今がある、というわけです。
チェロの入りがかっこよい
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弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー1番」1楽章
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