フィリップ・ジョルダン指揮、N響。ワーグナー「神々のたそがれ」、シューマン 3番「ライン」に行ってきた。
曲目は
シューマン/交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」
ワーグナー/楽劇「神々のたそがれ」 ─「ジークフリートのラインの旅」 「ジークフリートの葬送行進曲」 「ブリュンヒルデの自己犠牲」
シューマン 交響曲 第3番 「ライン」
この曲はとにかく出だしに全集中だ。
わりあいとソフトな感じ。
その後の流れも良くも悪くもクセのない運び。
ヴァイオリンは柔らか弦全体も包み込むようでバランスよくハーモニーっている。
弱音弱音にするとことはとってもきれい、そしてそこからクレッシェンドしていくところが丁寧で楽しい。
全体、細かくいじらず大げさにしない指揮なのかなと思った。
最後の金管は音がよくでていてかっこよかった。
「ジークフリートのラインの旅」 「ジークフリートの葬送行進曲」 「ブリュンヒルデの自己犠牲」
三つの場面がつなげて演奏された。
ジークフリートのラインの旅 ”いざ旅立ち”前の夜明けな感じの弦が弱い音ながら響きの空間を作っている。
そして、さび。
おおおー かっこよい。
弱音強音の歯切れがよく、流れゆくメロディーは沸き上がり融合し、オペラの場面の転換が浮かんでくるような気がした。
金管は勢いを吐き、ティンパニは鼓動を刻んでいる。
これがフィリップのワーグナーか。
演奏:ゲオルグ・ショルティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1964年5月、6月、10月、11月録音
ジークフリートの葬送行進曲 個人的に大好きな部分。
最初、沈鬱なティンパニからのホルン、ファゴット、低弦の葬送感が第1の聴きどころ。
恐ろしくかっこよくて最高。
そしてそして、トランペットが高らかに鳴り、さび。
ティンパニ轟く、トライアングル連打、チューバ咆哮、シンバル激震、ハープ6台、迫力満点。
神々の世界に連れていかれたー。
ブリュンヒルデの自己犠牲 下手からソロソロと現れたのがブリュンヒルデ役タマラ・ウィルソン。
当たり前だが、弱音でもピンと通る声が壮大なオーケストラをバックに浮き出て聴こえる。
低音も強い高音もまろやかで艶やかだ。
歌手もオーケストラも濃厚で、お腹いっぱい味わいました。

※アイキャッチ写真はN響ウェブサイトより
2026年2月8日 NHKホール
