曲目
| 曲 | 作曲 | トランペット |
| トランペット協奏曲第3番 | ヘルテル | 児玉隼人 |
| トランペットとピアノのためのコンチェルティーノ | ジョリヴェ | 児玉隼人 |
| ピアノ協奏曲第1番 | ショスタコーヴィチ | セルゲイ・ナカリャコフ |
| 「ヴェニスの謝肉祭」の主題による変奏曲 | アーバン | セルゲイ・ナカリャコフ |
| トランペット協奏曲 “JAZZ” | ハイドン(松井秀太郎編曲) | 松井秀太郎カルテット |
公演日時・会場
2026年8月4日、東京オペラシティ コンサートホール
ヘルテル:トランペット協奏曲第3番 児玉隼人
オープニング(前座?)、西村大地のトランペット A Call Risingに続いて。
オーケストラは中田延亮指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢。
トランペットは児玉隼人。
バロック調の曲で、オーケストラはこじんまりも、優しくよい音だ。
トランペットは、非常に上品なバロック的音色。
高音は細く安定している。
とにかく雑味のないきれいな音で上手。
コンサートマスターの方が一生懸命に児玉さんを見て合わせていて息も合っていたが表情を合わせて変化をつけたりすることもあってもよかったかなとも思った。
ジョリヴェ:トランペットとピアノのためのコンチェルティーノ
オーケストラと児玉、ピアノは三浦友理枝。
難しい曲だった(素人が聴くのに)。現代音楽的なのかジャズ的なのか。
ここはオーケストラとトランペットの丁々発止が聴けるのかとも思ったが、ちょっとお互い遠慮気味のようであった。
ピアノはキラリ存在感を見せていた。
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番
オーケストラと、待ってました!のセルゲイ・ナカリャコフ!!とピアノは児玉桃。
曲からしてわかっていたことではある。当然。
タイトルの通りピアノ協奏曲でピアノがメイン。
トランペットの出番は少しなのだ。
一吹きで場をまとめてしまう時間もありさすが。終盤のピアノと合わさるところは本物を耳に刻むことができた、がしかし。Aプログラムの「チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲」を東京でもやってくれていたらなと思った。
アーバン 「ヴェニスの謝肉祭」の主題による変奏曲
オーケストラとナカリャコフ。
これです、これ。
金の甘とろの生音を聴いた。
超絶技巧も聴き、本当に1人で出している音であることをオペラグラスでしっかり見た。
こういってはいけないが、オーケストラとではなくピアノとというわけにはいかなかったのか。
オーケストラが悪いわけでなく、トランペットを聴くつもりで行っていたので多様な音はちょっと余計であった。
ナカリャコフさんは後進の育成にシフトしたのかな・・・。
松井秀太郎編曲 ハイドン トランペット協奏曲 “JAZZ”
オーケストラと松井秀太郎カルテット。
オーケストラの一角にピアノ壷阪健登、ベース小川晋平、ドラムスきたいくにとが加わり、トランペットは松井秀太郎という編成。
松井秀太郎、予想を超える女子で登場。
音は。活力があり、今日期待していたトランペットの調子だ。
曲はバロックであるが、松井さんにとってそれはジャズに聴こえたのだそう。
最初は、オーソドックスで入り徐々に調子が変わっていきジャズへ展開し、原型の跡形がなくなってくる。
ハイドンである必要ある?と思ったりもしたが、楽しい。
オーケストラもがんばってジャズの間で合わせていてスリリング。
ジャズの場面ではベース、ドラム、ピアノにソロタイムがある。
それぞれ雰囲気があって、ライブ会場などだったら「イェィ」の演奏だったと思う。だが、今日はこれではないんだよなと。一方、松井さんのソロがない。これはやって欲しかった。
チラ見せなのか? 単独ライブへ来い、ということなのか?
こうなったら行きますよ。行こうではありませんか。
アンコール チャイコフスキー(松井秀太郎編曲)ナポリの踊り
トランペットの祭典ということでトランペットの波動をビリビリに浴びようと行ったのだが、プログラムからして中途半端、きてみたらやっぱりそう。だいたい、全通しで演奏しているオーケストラの紹介が地味すぎて全体像がつかみにくかった、という感じで消化不良で帰るようかと思ったら。
アンコールがうれしかった。
ナカリャコフ、松井、児玉3人がそろい踏み。
ナカリャコフと児玉がクラシックで通し、松井がそこにジャズで切り込む。
こういうのやって欲しかったのです。
ここでも、ナカリャコフ1人を堪能したかったという思いもよぎったが、ゴージャス感で満足であった。
※写真はチラシより
